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ー補修の材料を正しく選んで住まいを長持ちさせる方法ー

補修の材料選びが重要な理由

家のちょっとした不具合を直すとき、どの材料を使うかによって仕上がりや耐久性が大きく変わります。材料が適切でなければ、補修してもすぐに劣化してしまい、再び修理が必要になることもあります。逆に正しい材料を使えば、美観と機能を維持しやすくなり、結果的にコスト削減にもつながります。ここからは、補修でよく使われる材料について具体的に見ていきましょう。

壁補修に使う材料

壁は日常的に目に入るため、傷や汚れが目立ちやすい部分です。補修の際に役立つ材料はいくつかあります。

補修用パテ

小さな穴やひび割れを埋めるのに欠かせないのが補修用パテです。乾燥後に削って平らにでき、塗装や壁紙の上から目立たなく仕上げられます。種類によって乾燥時間や強度が異なるため、使用場所に合ったものを選びましょう。

壁紙用接着剤

クロスのめくれや剥がれを直すときには、壁紙専用の接着剤を使います。一般的な接着剤ではうまく固定できない場合が多いため、専用製品を用いることが仕上がりを良くするポイントです。

塗料

壁の補修跡をきれいに隠すには、周囲の色に合わせた塗料が必要です。補修用の小さな缶やペンタイプの塗料もあるので、少量で済む場合には便利です。

壁の補修は見た目に大きく影響するため、材料選びで仕上がりの印象が変わります。

床補修に使う材料

床は毎日の生活で最も負担がかかる部分のひとつです。フローリングの傷やへこみを目立たなくするための材料が揃っています。

補修用クレヨン

小さな傷にはフローリング専用の補修用クレヨンが役立ちます。傷の色に合わせてクレヨンを塗り込み、布で軽く拭くと自然に馴染みます。色の種類が豊富なので、複数を混ぜて使うとよりリアルに仕上がります。

補修用パテ(木部用)

深めの傷やへこみには木部用のパテを使用します。乾燥後に削って平らにし、上からワックスや塗料を塗ると目立たなくなります。強度があるため、日常的に歩く部分でも安心です。

ワックス・オイル

フローリング全体のツヤを保つためにはワックスやオイルが効果的です。部分補修と合わせて使うことで、床の状態を均一に整えることができます。

床の補修材料は「色合わせ」と「耐久性」がカギになります。

水回り補修に使う材料

キッチンや浴室、洗面所といった水回りは湿気や水漏れによる劣化が起こりやすい場所です。防水性を意識した材料を選ぶことが重要です。

シリコンシーラント

水回りの隙間を埋めるために欠かせないのがシリコンシーラントです。柔軟性があり防水効果も高いため、カビや水漏れを防ぐ効果があります。カートリッジガンを使って施工するときれいに仕上がります。

防水テープ

応急処置には防水テープが便利です。配管からの水漏れや浴室の隙間に貼るだけで一時的に水を防げます。本格的な補修の前に活用すると安心です。

交換用パッキン

蛇口からの水漏れはパッキンの劣化が原因であることが多いです。予備を常備しておくと、突然のトラブルにもすぐに対応できます。

水回りでは「防水性能」が最も重視されるポイントです。

屋外補修に使う材料

屋外は雨風や紫外線の影響を受けやすく、劣化も早い傾向があります。耐候性に優れた補修材料を選ぶことが大切です。

屋外用塗料

外壁やフェンスなどの補修には屋外専用の塗料を使いましょう。耐水性・耐紫外線性があり、長期間色あせを防いでくれます。

モルタル・コンクリート補修材

外構のひび割れや欠けには、モルタルやコンクリート用の補修材が使えます。乾燥すると固く丈夫になり、外部環境にも強くなります。

防水スプレー

屋外の木材や石材に吹きかけることで、水の浸透を防ぐ防水スプレーも有効です。見えない部分の劣化を遅らせる効果があります。

屋外補修では「耐久性」と「防水性」の両立が重要です。

補修材料を選ぶ際のポイント

最後に、補修材料を選ぶときの基本的な考え方を整理しておきます。

使用箇所に適した材料を選ぶ

室内か屋外か、水回りか床かによって必要な性能は異なります。まずは補修箇所を見極め、それに合った専用材料を選びましょう。

色や質感を合わせる

仕上がりを自然にするためには、周囲と同じ色味や質感の材料を選ぶことが大切です。特に床や壁は違和感が出やすいため注意しましょう。

耐久性とコストのバランスを考える

安価な材料でも一時的には補修できますが、長持ちしないと結果的にコストがかさみます。耐久性と価格のバランスを見て選ぶと良いです。

補修の材料は、仕上がりや耐久性を左右する大切な要素です。基本的な材料を揃えておくことで、急なトラブルにも落ち着いて対応できます。住まいを長く快適に保つために、ぜひ正しい材料選びを心がけましょう。

2025.09.12